アメリカ心理学会とは?
アメリカ心理学会(American Psychological Association: APA)は、米国を代表する心理学の学術・職能団体です。1892年に設立され、心理学の研究、教育、実践、政策提言を推進するとともに、世界的に広く利用されるAPA Style(論文執筆・引用形式)の策定でも知られています。
主な活動
APAは、心理学の科学的発展と社会への応用を目的に、幅広い事業を展開しています。学術誌や書籍の出版、年次大会の開催、継続教育、心理学者向けの専門資格・キャリア支援、政策提言、一般向けの心理学情報の発信などを通じて、研究者・教育者・臨床家・学生を支えています。現在は世界各国に会員を持つ大規模な専門組織となっています。
学術への影響
APAが最も広く知られている成果の一つがAPA Styleです。これは心理学だけでなく、教育学、看護学、社会福祉学、ビジネスなど多くの分野で採用されている論文作成・引用の標準様式です。また、多数の査読付き学術誌や専門書を刊行し、心理学研究の普及と品質向上に大きな役割を果たしています。
認定・専門職支援
APAは米国において、臨床心理学やカウンセリング心理学などの大学院教育プログラムや研修プログラムの認定も担っています。この認定は教育課程そのものを対象とし、個々の心理士を認定する制度ではありません。また、会員向けには継続教育、研究支援、ネットワーキング、キャリア開発などのサービスも提供しています。
意義
APAは、心理学を科学であると同時に専門職として発展させる中心的な組織です。研究成果の社会実装、倫理指針の整備、教育基準の策定、政策への提言を通じて、米国だけでなく世界の心理学界にも大きな影響を与え続けています。
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