オペラント条件づけとは?
オペラント条件づけ(Operant Conditioning)とは、自発的な行動の結果(報酬や罰)によって、その行動の起こりやすさが変化する学習のことです。
この理論を提唱したのは、B・F・スキナーです。
基本的な考え方
「行動のあとに良い結果が起こると、その行動は増え、悪い結果が起こると、その行動は減る」
つまり、「行動 → 結果 → 行動が変化する」という学習です。
スキナー箱の実験
スキナーはネズミを使って実験を行いました。
ネズミがレバーを押す
餌が出てくる
ネズミはレバー押しを繰り返すようになる
このように、餌という結果(報酬)が行動を増やしたことがオペラント条件づけです。
強化と罰
① 正の強化(Positive Reinforcement)
良い刺激を与えて行動を増やす
例
勉強すると褒められる
仕事を頑張るとボーナスがもらえる
子どもがお手伝いをするとお小遣いをもらえる
② 負の強化(Negative Reinforcement)
嫌な刺激がなくなることで行動を増やす
例
シートベルトを締めると警告音が止まる
頭痛薬を飲むと痛みがなくなる
宿題を終えると先生に注意されなくなる
※「負の強化」は罰ではありません。「嫌なものが取り除かれることで、その行動が増える」ことです。
③ 正の罰(Positive Punishment)
嫌な刺激を加えて行動を減らす
例
違反すると反則金を払う
宿題を忘れて叱られる
④ 負の罰(Negative Punishment)
良い刺激を取り上げて行動を減らす
例
ゲーム機を取り上げられる
スマートフォンの利用を禁止される
日常生活の例
ポイントカードで買い物が増える(正の強化)
ダイエットで体重が減り運動を続ける(正の強化)
アラームを止めるために起きる(負の強化)
駐車違反の反則金で違反しなくなる(正の罰)
レスポンデント条件づけとの違い
オペラント条件づけ | レスポンデント条件づけ |
提唱者:スキナー | 提唱者:パブロフ |
行動と結果の結び付き | 刺激と刺激の結び付き |
自発的な行動が対象 | 反射的・自動的な反応が対象 |
報酬・罰で学習する | 条件刺激によって学習する |
例:勉強して褒められ、勉強が増える | 例:ベルの音で唾液が出る |
国家試験でのポイント
オペラント条件づけ=行動と結果の学習
自発的な行動が対象
強化は行動を増やし、罰は行動を減らす
「正」は刺激を加えること、「負」は刺激を取り除くことを意味します(良い・悪いという意味ではありません)。
提唱者はB・F・スキナーです。
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