top of page

マズローの欲求階層説とは?

7月28日
読了時間: 2分

マズローの欲求階層説とは、人間の欲求は低次のものから高次のものへ段階的に発達する、とする理論です。アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱しました。

5段階の欲求

  1. 生理的欲求生きるために必要な基本的欲求です。例:食事、睡眠、排泄、呼吸

  2. 安全の欲求安心して生活したいという欲求です。例:住居、健康、経済的安定、危険からの保護

  3. 所属と愛の欲求人とつながり、受け入れられたいという欲求です。例:家族、友人、恋愛、集団への所属

  4. 承認の欲求自分の価値を認められたいという欲求です。例:評価、尊敬、自信、達成感

  5. 自己実現の欲求自分の能力や可能性を最大限に発揮したいという欲求です。例:創造性の発揮、目標の達成、自分らしい生き方

欲求の順序

自己実現の欲求
承認の欲求
所属と愛の欲求
安全の欲求
生理的欲求

一般には、下位の欲求がある程度満たされると、より上位の欲求が強くなると考えます。ただし、必ず厳密にこの順番どおり進むわけではありません。

欠乏欲求と成長欲求

欠乏欲求は、満たされないことで強くなる欲求です。

  • 生理的欲求

  • 安全の欲求

  • 所属と愛の欲求

  • 承認の欲求

成長欲求は、自分を成長させ、可能性を実現しようとする欲求です。

  • 自己実現の欲求

後年の理論では、自己実現より上位に、他者や社会のために自己を超えようとする自己超越の欲求も示されています。

支援場面での例

強い空腹や住居不安がある人に、いきなり自己実現を求めても難しい場合があります。まず生活、安全、所属感などの基礎的な欲求を整えることが重要です。

試験でのポイント

  • 提唱者はマズロー

  • 基本は5段階

  • 最下層は生理的欲求

  • 最上位は自己実現の欲求

  • 下位の欲求がある程度満たされると、上位の欲求が現れやすい

  • 後年に自己超越の欲求が追加されたと説明されることがあります

最新記事

すべて表示
スキーマ療法とは?

スキーマ療法とは?早期不適応的スキーマ・モードと治療法をわかりやすく解説 スキーマ療法(Schema Therapy)とは、従来の認知行動療法(CBT)では十分な効果が得られにくかった慢性的な生きづらさ、対人関係のトラウマ、難治性のうつ病、パーソナリティ症(パーソナリティ障害)などを克服するために開発された、統合的な心理療法です。 アメリカの心理学者ジェフリー・ヤング(Jeffrey E. You

 
 
 
DBTとは?

DBT(弁証法的行動療法)とは?特徴・4つのスキルと医学的背景を解説 DBT(Dialectical Behavior Therapy:弁証法的行動療法)とは、激しい感情の動揺や衝動的な行動を制御することが困難な人々のために開発された、エビデンスに基づく心理療法(認知行動療法の一種)です。 1980年代後半にアメリカの心理学者マーシャ・ラインハン(Marsha M. Linehan)博士によって、

 
 
 
TDS診断テストとは?

TDS診断テストとは? TDS診断テスト(Tobacco Dependence Screener:ニコチン依存症スクリーニングテスト)とは、精神医学的診断基準(DSM-IVやICD-10)に基づいて開発された、個人のニコチン依存症(タバコ使用病・タバコ使用障害)の程度を客観的に評価するための問診用テストです。 日本国内の医療機関(禁煙外来)では、受診した患者が健康保険を適用して禁煙治療を受けられる

 
 
 

コメント


bottom of page