情動理論とは?
情動理論とは、恐怖・怒り・喜び・悲しみなどの感情が、身体反応や認知とどのような関係で生じるかを説明する理論です。
主な情動理論
1. ジェームズ=ランゲ説
身体反応が先に起こり、その身体反応を認識することで情動が生じる
例:「怖いものを見る → 心拍が上がる・震える → その身体反応を感じて恐怖を感じる」
つまり、刺激 → 身体反応 → 情動
2. キャノン=バード説
身体反応と情動は、ほぼ同時に生じる
例:「怖いものを見る → 恐怖を感じると同時に、心拍が上がる」
つまり、刺激 → 情動と身体反応が同時
3. シャクター=シンガーの二要因説
身体反応と、その状況に対する認知的解釈によって情動が決まる
例:心拍が上がっているときに、
危険な場面なら「恐怖」
好きな人といる場面なら「喜び・興奮」
と解釈されます。
つまり、身体的覚醒+認知的評価=情動
4. ラザルスの認知的評価理論
出来事をどう評価・解釈するかが、情動を生じさせる
例:試験を「脅威」と捉えると不安になり、「挑戦」と捉えると意欲が高まります。
つまり、刺激 → 認知的評価 → 情動
5. 顔面フィードバック仮説
表情を作ることで、その表情に対応した情動が強まる
例:笑顔を作ると、気分が少し明るくなることがあります。
比較
理論 | 情動の生じ方 |
ジェームズ=ランゲ説 | 身体反応の認識によって情動が生じる |
キャノン=バード説 | 身体反応と情動が同時に生じる |
二要因説 | 身体的覚醒と認知的解釈で情動が決まる |
認知的評価理論 | 状況の評価・解釈が情動を生む |
顔面フィードバック仮説 | 表情や身体状態が情動に影響する |
覚え方
ジェームズ=ランゲ:体が先
キャノン=バード:体と感情が同時
シャクター=シンガー:体+状況の解釈
ラザルス:認知的評価が先
試験では、各理論の順序の違いを区別することが重要です。
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