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記憶の忘却

7月28日
読了時間: 2分

記憶の忘却とは、いったん覚えた情報を、時間の経過や干渉などによって思い出せなくなることです。

忘却の主な原因

1. 時間的減衰

記憶痕跡が時間とともに弱くなる考え方です。

例:覚えた電話番号を、使わないうちに忘れる。

2. 干渉

別の記憶が邪魔をして思い出しにくくなることです。

  • 順向干渉:古い記憶が新しい記憶を妨げる例:以前のパスワードが邪魔をして、新しいパスワードを覚えにくい。

  • 逆向干渉:新しい記憶が古い記憶を妨げる例:新しい電話番号を覚えた後、以前の番号を思い出しにくい。

3. 検索失敗

記憶自体は残っていても、適切な手がかりがなくて取り出せない状態です。

例:顔は分かるのに名前が出てこない。

4. 符号化の失敗

最初から十分に覚えられていないため、後で思い出せない状態です。

例:注意せずに聞いた説明を、あとで思い出せない。

5. 動機づけられた忘却

不快な出来事や苦痛な内容を、意識的・無意識的に思い出さないようにすることです。

エビングハウスの忘却曲線

エビングハウスは、覚えた内容は学習直後に急速に忘れられ、その後は忘却の速度が緩やかになることを示しました。

つまり、復習しなければ、

  • 学習直後:急速に忘れる

  • 時間がたつと:忘れ方は緩やかになる

という傾向があります。

忘却を防ぐ方法

  • 学習直後に復習する

  • 間隔を空けて繰り返す

  • 意味づけして覚える

  • 関連づける

  • 睡眠を十分にとる

  • 思い出す練習をする

特に、ただ読み直すよりも、**自分で思い出す練習(検索練習)**のほうが記憶の定着に役立ちます。

試験での要点

  • 忘却曲線はエビングハウス

  • 順向干渉=古い記憶が新しい記憶を妨げる

  • 逆向干渉=新しい記憶が古い記憶を妨げる

  • 忘却は、記憶が完全に消えたとは限らず、検索失敗の場合もある

  • 復習は学習直後と、間隔を空けて行うと効果的です

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