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コタール症候群とは?

7月20日
読了時間: 2分

コタール症候群(Cotard syndrome、コタール妄想)とは、「自分は死んでいる」「臓器がなくなった」「血液が流れていない」「自分は存在していない」といった強い誤った確信(妄想)を特徴とする、非常にまれな精神症状です。

主な症状

代表的なものには次のようなものがあります。

  • 「私はもう死んでいる」

  • 「心臓や脳などの臓器がなくなった」

  • 「自分の体は腐っている」

  • 「自分は存在しない」

  • 「不死なので死ぬこともできない」

これらは単なる比喩や気分の落ち込みではなく、本人が現実として強く信じ込んでいる点が特徴です。

どのような病気でみられる?

コタール症候群は独立した病気というより、次のような疾患に伴って現れることがあります。

  • 重度のうつ病(特に精神病症状を伴うもの)

  • 統合失調症

  • 双極性障害

  • 認知症

  • 脳卒中や脳損傷などの神経疾患

原因

原因は完全には解明されていませんが、

  • 自己認識を司る脳の機能異常

  • 感情と現実認識を結びつけるネットワークの障害


    などが関与すると考えられています。

治療

原因となっている病気に応じて治療を行います。

  • 抗うつ薬

  • 抗精神病薬

  • 気分安定薬(必要に応じて)

  • 精神療法

  • 重症例では**電気けいれん療法(ECT)**が有効なことがあります。特に重いうつ病に伴うコタール症候群では、高い改善率が報告されています。

注意点

「自分は死んでいるから食べる必要がない」「治療を受ける意味がない」と考え、食事や水分を拒否したり、自傷・自殺の危険性が高まる場合があるため、早期の精神科治療が重要です。

コタール症候群は非常に珍しい症状ですが、適切な治療によって改善するケースは少なくありません。もしご自身や身近な方にこのような考えが強く現れている場合は、早めに精神科や心療内科を受診することが勧められます。

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