ABI検査とは?
ABI検査(Ankle-Brachial Index:足関節上腕血圧比検査)とは、足首と腕の血圧を同時に測定し、下肢の動脈の詰まりや狭窄(末梢動脈疾患:PAD)の可能性を調べる検査です。
痛みはほとんどなく、短時間で行えるため、健康診断や循環器内科などでも広く利用されています。
ABI検査でわかること
ABI検査では、
下肢動脈の狭窄
下肢動脈の閉塞
末梢動脈疾患(PAD)(閉塞性動脈硬化症を含む)
などの可能性を評価できます。
PADは、足の血流が悪くなる病気で、進行すると歩行時の痛みや重症例では潰瘍・壊疽につながることがあります。
検査方法
ベッドに仰向けに寝る
両腕と両足首に血圧計のカフを巻く
腕と足首の血圧を同時に測定する
足首の血圧を腕の血圧で割ってABIを計算する
検査時間は一般的に5~10分程度です。
ABIの計算式
ABI = 足首の収縮期血圧 ÷ 腕の収縮期血圧
例えば、
腕:120 mmHg
足首:120 mmHg
なら、
ABI = 120 ÷ 120 = 1.0
となります。
一般的な判定の目安
ABI値 | 一般的な評価 |
1.00~1.40 | おおむね正常 |
0.91~0.99 | 境界域 |
0.90以下 | PADが疑われる |
1.40超 | 血管が硬く圧迫されにくい可能性があり、追加検査を検討することがある |
※判定は症状や他の検査結果も含めて医師が総合的に行います。
こんな人に勧められることがある
歩くとふくらはぎが痛くなる
足が冷たい
足のしびれがある
糖尿病がある
高血圧がある
脂質異常症がある
喫煙歴がある
心筋梗塞や脳梗塞の既往がある
CAVI検査との違い
項目 | ABI | CAVI |
主な目的 | 足の動脈の狭窄・閉塞を調べる | 動脈の硬さ(動脈硬化の程度)を評価する |
主な対象 | PAD | 全身の動脈硬化 |
ABIとCAVIは同じ装置で同時に測定できることも多く、互いに補完的な情報が得られます。
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