top of page

サルコペニアとは?

7月28日
読了時間: 2分

サルコペニアとは、加齢や病気、低栄養、運動不足などにより、全身の骨格筋量が減少し、筋力や身体機能も低下した状態です。

単に「筋肉が少ない」だけでなく、握力が弱い、歩く速度が遅い、立ち上がりにくいなど、実際の動作能力が落ちていることが重要です。日本で用いられる診断基準では、主に筋肉量・筋力・身体機能を組み合わせて評価します。日本サルコペニア・フレイル学会

主な原因

サルコペニアは、大きく2種類に分けられます。

一次性サルコペニア主に加齢によって起こるものです。

二次性サルコペニア次のような原因が関係します。

  • 運動不足や長期の安静

  • タンパク質・エネルギー不足

  • がん、心不全、COPD、腎臓病などの慢性疾患

  • 炎症や手術後

  • 神経・筋疾患

主な症状

  • 握力が弱くなる

  • 椅子から立ち上がりにくい

  • 階段がつらい

  • 歩く速度が遅くなる

  • 転びやすい

  • 疲れやすい

  • 体重やふくらはぎが細くなる

  • 重い物を持てない

進行すると、転倒・骨折、要介護、入院後の回復遅延などのリスクが高まります。長寿科学振興財団

検査・評価方法

医療機関などでは、次のような検査が行われます。

評価項目

主な検査

筋力

握力測定

身体機能

歩行速度、椅子立ち上がりテスト

筋肉量

DXA法、BIA法

簡易評価

ふくらはぎ周囲長、SARC-F質問票

自己判断だけでは確定できないため、気になる場合は整形外科、老年内科、リハビリテーション科などで評価を受けます。

予防・改善

中心となるのは、筋力トレーニングと十分な栄養です。

運動

  • スクワット

  • 椅子からの立ち座り

  • かかと上げ

  • ウォーキング

  • ゴムバンド運動

特に下半身の筋力を鍛えることが重要です。転倒リスクがある人は、専門職の指導下で行います。

栄養

  • 肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などのタンパク質

  • 十分なエネルギー摂取

  • ビタミンDを含む食品

  • 食事を極端に減らさない

腎臓病などがある場合、タンパク質量は医師や管理栄養士への確認が必要です。

ロコモ・フレイルとの違い

用語

主な意味

サルコペニア

筋肉量・筋力・身体機能の低下

ロコモ

骨・関節・筋肉など運動器全体の障害による移動能力低下

フレイル

身体・心理・社会面を含む全身的な虚弱状態

サルコペニアは、ロコモやフレイルの重要な原因の一つです。早い段階では、運動と栄養によって改善できる可能性があります。

最新記事

すべて表示
CTO治療とは?

CTO治療とは一般に、心臓を養う**冠動脈が3か月以上にわたり完全に詰まった状態(慢性完全閉塞:Chronic Total Occlusion)**に対する治療を指します。PubMed Central (PMC) 主な治療方法 1. 薬物療法 症状が軽い場合などに、まず行われることがあります。 抗血小板薬 スタチンなどの脂質低下薬 β遮断薬 硝酸薬 カルシウム拮抗薬 狭心症症状を抑え、心筋梗塞など

 
 
 
COPDとは?

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)とは、慢性閉塞性肺疾患のことで、主に喫煙などが原因となって肺に慢性的な炎症が起こり、空気の流れ(気流)が妨げられる病気です。 進行すると、息切れや慢性的な咳・痰が続き、日常生活にも支障をきたすことがあります。 主な原因 最も多い原因は喫煙です。 その他にも、 受動喫煙 大気汚染 粉じんや化学物質への長期曝露 まれ

 
 
 
マンモグラフィーとは?

マンモグラフィー(Mammography)とは、乳房専用のX線検査です。 乳がんの早期発見を目的とした代表的な検査で、触診ではわからない小さながんや石灰化を見つけるのに役立ちます。 マンモグラフィーでわかること マンモグラフィーでは、次のような異常を見つけられる可能性があります。 乳がん 微細石灰化(乳がんの初期サインとなることがある) 腫瘤(しこり) 乳房の構造の異常 特に微細石灰化の検出はマン

 
 
 

コメント


bottom of page