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COPDとは?

7月28日
読了時間: 2分

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)とは、慢性閉塞性肺疾患のことで、主に喫煙などが原因となって肺に慢性的な炎症が起こり、空気の流れ(気流)が妨げられる病気です。

進行すると、息切れや慢性的な咳・痰が続き、日常生活にも支障をきたすことがあります。

主な原因

最も多い原因は喫煙です。

その他にも、

  • 受動喫煙

  • 大気汚染

  • 粉じんや化学物質への長期曝露

  • まれに遺伝的要因(α1-アンチトリプシン欠乏症など)

が関与することがあります。

COPDで起こる変化

COPDには主に次の2つの病態が含まれます。

1. 慢性気管支炎

気管支に慢性的な炎症が起こり、

  • 咳

  • 痰

  • 気道の狭窄

が生じます。

2. 肺気腫

肺胞(酸素と二酸化炭素を交換する袋状の組織)が壊れ、

  • 酸素を取り込む能力の低下

  • 息を吐き出しにくくなる

などが起こります。

主な症状

初期は症状が軽いため、気づかれにくいことがあります。

進行すると、

  • 息切れ(階段や坂道で目立つ)

  • 慢性的な咳

  • 痰

  • ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音

  • 疲れやすい

  • 運動能力の低下

などがみられます。

検査

COPDの診断には、**呼吸機能検査(スパイロメトリー)**が重要です。

その他に、

  • 胸部X線検査

  • 胸部CT検査

  • 血液ガス分析

  • パルスオキシメーター(酸素飽和度)

  • 必要に応じて心電図や心エコー

などが行われることがあります。

治療

1. 禁煙(最も重要)

禁煙はCOPDの進行を遅らせるために最も重要な治療です。

2. 薬物療法

  • 長時間作用性抗コリン薬(LAMA)

  • 長時間作用性β₂刺激薬(LABA)

  • 吸入ステロイド薬(ICS:必要な患者に使用)

  • これらの配合吸入薬

症状や増悪リスクに応じて組み合わせが選択されます。

3. 呼吸リハビリテーション

  • 呼吸法の指導

  • 運動療法

  • 筋力トレーニング

  • 栄養指導

4. 在宅酸素療法

重症で低酸素血症がある場合に検討されます。

急性増悪

COPDでは、風邪やインフルエンザなどの感染症をきっかけに、急激に症状が悪化する急性増悪が起こることがあります。

次のような場合は早めの受診が必要です。

  • 息苦しさが急に強くなった

  • 痰が急に増えた

  • 痰の色が黄色や緑色になった

  • 発熱がある

COPD予防

  • 禁煙・受動喫煙の回避

  • インフルエンザや肺炎球菌などのワクチン接種

  • 適度な運動

  • 栄養管理

  • 定期的な受診

COPDと喘息の違い

項目

COPD

喘息

主な原因

喫煙など

アレルギー、気道過敏性など

発症年齢

中高年に多い

小児から成人まで幅広い

気流制限

持続的で完全には改善しないことが多い

治療で改善・正常化することが多い

治療

禁煙、吸入気管支拡張薬が中心

吸入ステロイド薬が治療の基本


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