マンモグラフィーとは?
マンモグラフィー(Mammography)とは、乳房専用のX線検査です。
乳がんの早期発見を目的とした代表的な検査で、触診ではわからない小さながんや石灰化を見つけるのに役立ちます。
マンモグラフィーでわかること
マンモグラフィーでは、次のような異常を見つけられる可能性があります。
乳がん
微細石灰化(乳がんの初期サインとなることがある)
腫瘤(しこり)
乳房の構造の異常
特に微細石灰化の検出はマンモグラフィーの大きな強みです。
検査方法
乳房を専用の撮影装置に乗せる。
透明な板で乳房を数秒間圧迫する。
X線撮影を行う。
通常は左右それぞれ2方向ずつ撮影することが多いです。
検査時間は10~20分程度です。
痛みはある?
乳房を圧迫するため、
圧迫感
痛み
不快感
を感じることがありますが、圧迫時間は通常数秒程度です。
月経前は乳房が張りやすいため、痛みを感じやすい人もいます。
メリット
早期乳がんの発見に役立つ。
小さなしこりや石灰化を検出しやすい。
検診で広く利用されている。
デメリット・限界
X線を使用する(被ばく量は少量)。
乳腺が密な「高濃度乳房」の場合、小さな病変が見えにくいことがあります。
精密検査が必要と判定されても、最終的にがんではないこともあります(偽陽性)。
すべての乳がんを発見できるわけではありません(偽陰性)。
乳房超音波(エコー)との違い
項目 | マンモグラフィー | 乳房超音波(エコー) |
使用するもの | X線 | 超音波 |
石灰化の検出 | 得意 | やや苦手 |
しこりの評価 | 得意 | 得意 |
高濃度乳房 | 見えにくい場合がある | 評価しやすい場合がある |
被ばく | 少量あり | なし |
そのため、年齢や乳房の状態によっては、マンモグラフィーと超音波検査を組み合わせて行うことがあります。
検診の対象
日本では、市区町村が実施する乳がん検診などで、40歳以上の女性を対象にマンモグラフィー検診が推奨されています。受診間隔や対象年齢は自治体の実施方法によって異なる場合があります。
こんな症状がある場合は検診ではなく受診を
次のような症状がある場合は、定期検診を待たずに乳腺外科などを受診することが勧められます。
しこりを触れる
乳頭から血液の混じった分泌物が出る
乳房の皮膚のくぼみや変形
乳頭の陥没や変化
片側だけの持続する痛みや腫れ
これらの症状がある場合は、マンモグラフィーだけでなく、診察や超音波検査、必要に応じてMRIや生検(組織検査)などを組み合わせて総合的に診断します。
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